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第7回定期大会 その2(6ヶ月ルール)

今回は改めて、アッヴィ労働組合の6ヶ月ルールについてご紹介いたします。

アッヴィ労働組合では、原則、組合に加入してから6ヶ月を経過した組合員に関してのみ団体交渉等の支援活動を行う事と定めています。


まず、大前提として、労働組合の運営は助け合いの精神を基本としています。全社員加入型の大規模組合と異なり、アッヴィ労働組合執行部に専従は居らず、現在ボランティア精神で運営されています。


その大前提がある上で、

現在組合未加入の方々に「困った時だけ、改めて組合員になればいいや。」

といった認識を持たれてしまうと、誰も組合に加入しようと思わないでしょうし、


元々組合加入されている方々からすると、不公平感を感じられてしまうと思います。

「いつ自分が困るかわからないから、普段から組合に入っておこう!」と思ってもらえるようにこの6ヶ月ルールは設定されています。


過去、実際に困って組合に駆け込んできた方がいらっしゃいます。

毎回、執行部メンバーが相談者のヒアリング、団体交渉などでの対応策を考えて善意で行動してまいりました。

(もちろん無償です。交通費もメンバーの持ち出しでした。)



そういった中、


①組合の団体交渉期間を転職活動の時間稼ぎに利用し、転職先が決まったらさっさと脱会されたケース。

②相談者が事前に話していたことと異なる問題事例(虚偽)が団体交渉時で露呈したケース。


等が多々ありました。


①については、我々執行部は組合員の方々に引き続きアッヴィで働いて頂く為、つまり雇用の保全の為に、そして組合員として残って頂く為に活動しております。


②については会社と交渉する以上、我々の主張にも信頼が必要です。残念ながら、駆け込んでくる方ほど、あっさり虚偽が露呈されるケースが見られます。そういった方の交渉を行なっていると、組合そのものが信頼を失ってしまい、会社に相手にされなくなってしまいます。


これらの件で懲りた組合執行部が検討して生まれたのが「6ヶ月ルール」です。


もちろん、単なる相談やアドバイスに関しては6ヶ月ルールの適応対象とはなりません。我々執行部による相談や上部団体ご担当者を紹介する、などの支援はいついかなる時でも受け付けております。どうぞご遠慮なく。





さて、この6ヶ月ルールについて、今回の定期大会で一部改訂が行われました。それは「加入6ヶ月が経過していない組合員でも20万円払えば組合支援活動の対象とする」と言うものです。


この改定は執行部員の1人から「困って頼ってきた社員になにも出来なくて、それで組合の存在意義があるのか?」と疑問が投げかけられ、検討されました。


ただ、かつて上記のような事態が多数あった為、妥協案として付帯されたのが「ただし20万円を納入すればその(6ヶ月ルール)限りではない」です。


この20万円という金額は、実際に会社側と交渉する際に弁護士に相談すると仮定した際の相談料、執行部の交通費を参考に設定しました。

実際に必要な経費から考えると決して高い金額ではない事がご理解頂けると考えております。


定期大会にオブザーバーとして参加された上部団体(JAMGU)の方からは「組合費6ヶ月分、¥15000でいいんじゃない?」という意見もありましたが、それではずーっと組合に加入して頂いている組合員の方々からしたら不公平に思われてしまう可能性もありますし、そもそも「困った時だけ組合員になればいいや」防止策である6ヶ月ルールの意味が崩壊してしまいます。


できるだけ門戸を開く。一方で普段から組合に加入して頂いている方々をより大切にする。その為の6ヶ月ルールの改定です。


何とぞご理解頂き、末永くアッヴィ労働組合に加入頂きますようお願い申し上げます。

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